「神戸旧居留地」は、イギリス人技師 J・W・ハートによって設計された街。近代的建築物が数多く残るその旧居留地の雰囲気をイギリス積みのレンガで表現しました。
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神戸・旧居留地のメインストリート
「トアロード」。
“TO ART”は、その「トアロード」を起点に、
既存の美術だけでなく
さまざまなアートを発信していくという
想いを込めて誕生しました。
ロゴについて
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書体の選出
19世紀末、イギリスの土木技師・J.W.ハートによって、ヨーロッパの近代都市計画技術を用いて設計された街「神戸旧居留地」。当時のイギリスで作られ、現在も使われている書体によって、歴史ある美しい街の誇りと、この先時代が進んでも、普遍的で安心感のある場となることをイメージしています。
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使用書体
現代カリグラフィーの父と呼ばれる工芸家・エドワード・ジョンストンが、1916年にロンドン鉄道局のためにデザインした書体「ジョンストン・サンズ」を採用。「最初のヒューマニスト・サンセリフ」(人の温かみがあるゴシック書体)と呼ばれるほど、後世に大きな影響を与え、CIデザインの始まりとも言われています。
「o」の傾斜表
少し傾きを持たせた「o」の表記は、“トア”の意味の1つでもある「門」からトアロードの南端に設置されているゲートをイメージ。加えて、街の歴史を大切に生かしながらも、訪れるたびに新鮮な驚きがあるギャラリーを表現しています。
入口は、入りやすいよう広く、開放的に。
正面には大きな壁を設け、どんな展示を
しているか、外から開催内容が分かりやすく。
さらに、外観はガラス貼りにすることで、通路からも中の様子が見えるように。
中の展示スペースは、企画によって変化します。
伐採された神戸市内の街路樹「ユリノキ」を扉に使用。全開放にしてギャラリーの一部にすることも、扉を閉めてパーソナルな空間にすることもできます。
旧居留地に店舗を構える、日本有数のインテリアショップ〈ロイズ・アンティークス〉の家具を使用。世界初の人工衛星「スプートニク1号」に由来する幻想的なシーリングランプや、上流貴族が自宅のサロンでゲストをもてなすために作られたのが起源という、脚を伸ばしてゆったりと寛げるシェーズロングソファ(長椅子)を配した優雅な空間です。
壁面のガラスは、調光ガラスを使用。企画内容に合わせて、透明にしたり、曇らせたりと、表情を変えられます。
遠方のお客様などにも展示品をご案内できるデジタルブースを併設。