それでは1階に入ってみましょう。1日10万人以上が入店する大丸東京店の代名詞とも言えるお菓子売場です。通常デパートの1階はラグジュアリーブランドや化粧品、アクセサリーなどで構成されるもの。大丸東京店は百貨店初、1階を食料品売場にした店舗です。これは業界では画期的なこと、そして勇気がいることでした。しかしお客様ニーズを徹底的に研究し、思い切って食品、和洋菓子の売場にしました。
天井高は6メートルあり、床も通常の食品売場では使用しない凝ったアラベスク模様のデザインでラグジュアリーブランド売場でも通用するものにし、デパートの1階の高揚感はそのままに、キラキラした食品売場にしたのです。