
赤ちゃんの健やかな成長を願った行事まとめ
10階 子供服
古来から赤ちゃんを授かった際、安産と生まれてくる子供の健やかな成長を願って、さまざまな行事が行われてきました。それぞれの行事には深い意味があります。ご家族皆さんで、赤ちゃんの誕生を気持ちを込めてお祝いをしましょう。
帯祝い(腹帯)の由来
その昔、御社殿の鈴に下げてある布地(晒し)=鈴乃緒を月に一度新しいものと交換していました。その晒しのおさがりをいただいた妊婦さんが腹帯として、安産を祈願したそうです。その御利益が人づてに広まりお祝いがはじまったといわれています。また、なぜ「戌の日」に安産の御祈願がおこなわれるようになったかというと、古来よりお産が軽いといわる「犬」にあやかってのことのようです。
命名のお祝い(お七夜)
生後七日目の夜に赤ちゃんの命名と健やかな健康を願って行う祝宴が「お七夜」です。命名式や名付け祝いとも呼んでいます。むかし、誕生後三日、五日、七日目の夜は産養いといって祝宴が催され、親族縁者から衣類や食物が贈られました。三・五・七のように祝いに用いる数字は奇数は陽数といい陽は万物を生成させるといわれていました。
お宮参り
赤ちゃんが生まれて初めて氏神様に参拝する行事。土地の守り神である産士守(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生の報告と健やかな成長をお祈りします。男の子は生後三十一日目、女の子は生後三十二日目が一般的ですが、生後1ヶ月ごろのよい日を選ぶといいでしょう。
お食い初め
一生食べ物に困らないようにとお祈りを込めて赤ちゃんに食事をする真似をさせる儀式。生後百日前後で祝ったことから「百日の祝」(ももかのいわい)とも呼ばれています。赤ちゃんの食生活が、飲むから食べる(離乳食)に移る目安でもありました
初節句
子供が生まれて初めての節句のことで成長を祝います。もともとは「節供」という字で「節」は季節・季節の節目にある特定の日のこと。「供」は供物、特別な日に神様にお供え物をし、人を集めて食をともにするのが節句の習わしです。端午の節句の菖蒲湯や、ひな祭りの流し雛などには、魔除けの意味があります。