〈うめだOKOSHIファクトリー〉知る人ぞ知る!大阪・梅田の、ど真ん中。老舗おこし店が作る、新感覚の“おこし”。

大丸松坂屋オンラインストアで数量限定販売

かわいい、おいしい、食べやすい。
三拍子そろった、おこしのニューフェイス!

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〈うめだOKOSHIファクトリー〉
前田 有世まえだ ありよさん~

  • IMG3066

    ▲昭和30年代頃の商品

  • モノクロ商品カタログ

    ▲昭和30年代頃のカタログ

  • 菓子まつり車

    ▲昭和30年代頃。菓子まつりイベント開催時の様子

大阪・梅田の大手家電量販店の真向かいに店を構える〈梅仙堂〉は、創業100年を超える老舗おこし店。江戸時代から続く「天狗おこし」の名前を継承するお店です。大阪の“おこし”の起源は古く、平安時代、菅原道真公が大宰府へ向かう道中、浪花の津に立ち寄った際に、なにわの人々が粟の実を飴で固めたものを献上したのがはじまりだとか。現在は「粟おこし」や「岩おこし」として販売されていますが、原材料は粟ではなくお米。お米を蒸して干し、煎ったものに水飴と砂糖を混ぜ、生姜や胡麻の風味を入れて固めた素朴な味わいの大阪名菓です。


  • 三姉妹の写真

    ▲左から有世さん、三女の光世さん、長女の吏世さん

  • 現在の写真

三代目の現社長を父に持ち、三つ子の三姉妹の次女として生まれた有世さんは、家業を継ぐ気は全くなく、ベンチャー企業で4年間営業職を経験したあと、オーストラリアに3年間留学します。2020年に営業職の経験を〈梅仙堂〉で生かしてしてほしいと頼まれ帰国し、営業担当として入社します。新しい商品を作りたいという思いは、その頃から膨らんでいました。

新しいおこしを創出する
そう考えながら入社してみたものの。

  • 大阪産業創造館
  • 大阪産業創造館

▲大阪産業局 『大阪商品計画』での活動風景

意欲をもって入社した前田さんでしたが、おこしという伝統的なお菓子ゆえに、新しいことへのチャレンジに取り組みづらかったことに加えて、ほどなくコロナの波が押しよせることになりお土産そのものの需要が減り、あせりを感じます。なんとかしなければと思い、インターネットで“商品開発”や“アドバイザー”のキーワードを検索し、見つけたのが大阪のものづくり企業をサポートしてくれる大阪産業局の『大阪商品計画』という事業でした。この事業は、応募があった大阪の企業から10社を選び、担当のアドバイザーをあて、一年かけて大阪らしい新商品を作り上げるというもの。30~40社もの応募の中から前田さんは見事選ばれ、新作に臨みます。

「天狗もいいけど、かわいくないな」
アドバイザーの意見もあって、方向転換。

  • 岩おこしと粟おこし

    ▲現在のおこしのパッケージ

  • 天狗イラスト

    ▲前田さんが原案を作った天狗のイラスト

昔からある天狗の商標にこだわる前田さんでしたが、「天狗は怖くて近寄り難い印象がある」とアドバイザーから指摘されます。
前田さんも、さまざまな年代の女性や外国からの旅行者に手に取ってもらえるように、パッケージをかわいくする必要があると考えていました。アドバイザーに「自分は三つ子の三姉妹」ということを明かすと、「三姉妹をモチーフにした、新しい天狗をデザインしよう!」と、話が進んでいきました。

工場長にかけあって、なんとか試作開始。
経験のない新作に挑んで四苦八苦。

  • 工場の写真
  • 工場の写真

▲原材料の水飴や米などを合わせて混ぜ、成形する、昔からの機械を大切に使用

お店のすぐ隣にある工場を任されていたのは、この道30年以上のベテラン工場長でした。手間と時間がかかることを理由に新商品作りを渋る工場長に、前田さんは毎日粘り強く掛け合い、やっと試作に力を貸してもらいます。新商品のおこしには、前田さんの考えがありました。
昔ながらの原材料のお米と水飴、砂糖を基本に、従来の胡麻と生姜ではなく、ナッツやいちご、きなこなど、今の時代に合った味を組み合わせて入れること。そして、三姉妹にちなんで三つのフレーバーを作ることでした。原材料の最適な分量や、どのタイミングで配合するかなど、手探りで進めるしかなく、納得がいくまで何度も作り直し、アドバイザーにも味見をしてもらい、改良を重ねていきました。

“おこし”の概念を覆す新ブランド
〈うめだOKOSHIファクトリー〉が誕生。

できあがったおこしはスナック菓子のように手軽に食べられる、まあるい形の一口サイズ。チャック付きの袋に入って、持ち運びにも便利です。お土産だけでなく、自分用に、ちょっと小腹がすいた時にもぴったり。きなこ、いちご、ブラックペッパーの3種類のテイストに、ナッツ類を合わせた今までにない味わいは、おいしくてついつい手が伸びてしまいます。


  • うめだOKOSHI_テング缶

    ▲祖父の資料にあった、古いリーフレットのデザインをラベルに復刻

  • おこしのしおり

    ▲祖父の資料(昭和30年代頃)

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    ▲将来は三姉妹でお店を盛り上げていくのが夢

また、前田さんにはもうひとつ、作りたい商品がありました。米粉を使ったクッキーです。昨年一年間製菓の学校で学んでいる時に米粉を知り、おこしと相性が良いのではと考えていました。留学先のオーストラリアでは健康に対する意識が高く、オーガニック製品に囲まれていたことも影響しています。以前はおこし以外のものを作りたいと思った時期もあった前田さん。今は「古い機械を使って新しい商品を作ることに価値がある」と考えています。「みんなが思っている“おこしとはこういうもの”という先入観をなくしたい。そして、今までおこしを食べなかった人にも広めていきたい」。2025年春に開幕する大阪・関西万博での出店も控え、昔ながらの原材料を元に作る新しいおこしのアイデアは、まだまだ広がっていきそうです。

大丸松坂屋オンラインストアで
数量限定発売!

今回お届けするのは、新ブランド〈うめだOKOSHIファクトリー〉の3種類のおこしと、おこしに合うコーヒーのセット。
ドリップバッグのコーヒーは、おこしの香ばしさと甘みを生かすよう、すべてアジア圏のコーヒー豆でブレンドされたオリジナル。
岩おこしと米粉のクッキー、カラフルなメレンゲクッキーが入った『おこしMIX テング缶』も販売します。
伝統を大切に受け継ぎながら生まれた、大阪発の新しいおいしさをぜひご賞味ください。

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