おいしくて、ほっこり。
大人に味わってほしい、とっておきのお菓子。
〈マダムノン〉
オーナー 岡本典子さん
JR奈良駅から北東へ、奈良奥山ドライブウェイの北側を車で約10分。野生の鹿がひょっこり現れる、自然に囲まれた古民家〈器とお菓子の店 銀雪の里〉が、岡本さんのお菓子作りの工房です。このお店の統括責任者である典子さんは、昨年まで30年間、奈良の県立高校で家庭科を教えていた先生。娘の彩さんは、併設の「銀雪窯」で器やアクセサリーを創作し、オリジナルのお菓子も作って販売している造形作家です。
お菓子作りに魅せられて、
休日はお菓子教室へ。
典子さんは、家庭科の授業でもお裁縫より食の分野が大好き。中でもお菓子が好きで、教員をしながら約20年間お菓子教室に通い、腕を磨いてきました。お菓子教室の先生から「お菓子は日常に必要なものではないから、美しく作ることが大事」と教わり、ラッピングもきれいにするように。学校の調理実習でも、お菓子作りは生徒たちに大人気。笑顔いっぱいに、できあがったお菓子をきれいにラッピングして配っているのを見て、うれしかった思い出があります。
彩さんの〈銀雪の里〉にアドバイス。
クッキー作りのお手伝いも。
娘の彩さんに、「作った器に手作りのクッキーをのせて販売したら?」とアドバイスしたのは典子さんでした。彩さんが作る陶芸のイッチン技法による器と、その技法をお菓子にも生かした繊細なアイシングクッキーは、物語性のある愛らしい世界。人気が出て〈銀雪の里〉としてクッキー缶を販売することになりました。典子さんはクッキー作りのお手伝いで大忙しに。しかし、典子さんが本当に作りたいお菓子は、彩さんとは別のものでした。
教員を退職し、〈マダムノン〉を設立。
いよいよ自分の作りたいお菓子を。
典子さんが通っていたお菓子教室には、尊敬する先生がいました。その先生が作ったお菓子は、原材料にこだわった、典子さんが心からおいしいと思える味。その味を再現したいと思い、納得のゆくまで試作を繰り返しました。完成したのは、甘すぎず、何度でも食べたくなる素朴な味わい。手作りの優しさにあふれた、〈マダムノン〉が目指す大人のためのお菓子です。
大人に向けて。
お菓子とともに、ほっとくつろぐ時間をあげたい。
江戸時代中期、“おやつ”はもともと働く大人のためのものだったらしく、〈マダムノン〉のお菓子は、普段忙しくしている大人に向け、ゆっくりと味わってもらいたいと考えて作られています。ロゴには、親子の羊がのんびりとくつろぐ姿が。家族を大切に、お互いが協力し合い、お菓子を通して幸せに過ごす時をあらわしています。「お菓子の魔法使い」とあるのは、お菓子作りをあらわした言葉。同じ材料でも、作り方によって固いクッキーや柔らかいケーキに変身するためです。お菓子があるだけで気持ちが楽になり、心が豊かになる。そんな意味も込められています。
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特別な時間をかわいく楽しく彩りませんか。