大丸梅田店初出店！ひと粒で幸福感に満たされるチョコレート。

閑静な住宅街に佇む〈ショコラトリー トキ〉。
ショーケースに美しく並べられたチョコレートに、心が躍ります。
シェフショコラティエの時本祐司さんは、パティシエとして10年間さまざまなお菓子づくりを経験し、中でもチョコレートに深い関心を持ちます。そして日々チョコレートの研究を重ねて10年、自身が暮らして馴染みのあるエリアで独立を果たします。
チョコレート専門店として人気を集め、今回大丸梅田店に初登場いたします。シンプルなチョコレートに見えますが、何かほかのチョコレートとは違う。
ショコラティエの魅力に迫ります。

「チョコレートは専門性の高い分野。品種が何百種類もある。
どれを選ぶか、どういう素材を合わせるかは無限で、これなら飽きずにできると思って」と笑う。
ショコラトリー＝チョコレート専門店を名乗るからには、妥協を許さない。ボンボンショコラの一品ごとに、使っているカカオの種類や、合わせる素材が違う。どう組み合わせるか、一番おいしいと思えるものに出会うまで、試行錯誤を繰り返します。

▲フルーツの酸味を帯びたガーナ産ココアのミルクチョコとフランボワーズの組み合わせ

時本さんは日常生活から、自分がおいしいと思ったものを取り入れる工夫も忘れません。
たとえば "shio"というボンボンショコラには、沖縄の塩を使用。自身が石垣島へ旅行に行った時、地産の塩に感動し、チョコレートに使おうと思い立ちました。まろやかな風味が一味違ったものになっています。人気のボンボンショコラのひとつ、"柚子"も、柚子の皮ごとすりつぶした果汁を使った、香りが際立つ一品。毎日の暮らしの中で、これはと思ったものを逃しません。　
よく質問されるのが、"醤油"のチョコレートの味。パティシエの中では、醤油を使うことは珍しくないそうですが、お客さんにとっては不思議な感じがするのだとか。
「みたらし団子のような味がします、と答えています」と、納得の答え。

▲石垣島の塩を使ったボンボンショコラ。チョコレートとの相性は思ったとおり

素材選びはもちろん、製造過程もかなりの技術と時間を要するチョコレートづくり。
高品質なチョコレートを生み出すために苦労している点はどんなところなのでしょう。
「ボンボンショコラの中には、半生のガナッシュが入っています。日本人はそれがやわらかいほど、とろけておいしいと感じます。ですが、やわらかいと水分量が多くなって日持ちがしなくなったり、割れたりします。毎回作っては試食を繰り返し、何か違うと感じたらやり直して、改善点を見つけます。チョコレートの品質を保つため、品質管理の温度は一定にしています」

▲真空ミキサーを使うことで、格段においしいガナッシュに

現在、ボンボンショコラだけで40種類あり、店頭では常に30種類はそろっていますが、大丸梅田店では店舗の商品に加え、「カカオパルプピューレと紀州梅」「柚子と石垣の塩」「ジャマイカ産カカオとはちみつ」の新作3種をセットにした限定ショコラをご用意。
「お客様にとって、お菓子屋さんに入った時の楽しみは、豊富な商品の中から選ぶ楽しさではないでしょうか」

▲店頭では豊富な中から、ひと粒ずつ選ぶことができる

インスタ映えがもてはやされる中、チョコレートもパッケージも、とてもシンプル。
「素材の良さを大切に、味わいを引き立たせたいから、あえてシンプルにしています。チョコの外観も、キラキラよりはシンプルに。
あまりいじらないようにしています。種類がわからなくなりそうですが」と笑う。
種類の違いは、表面に線や模様をあしらって区別できるよう工夫されています。
パッケージはブルーの箱に店名のロゴが入った、シンプルだが高級感のあるもの。
箱を開けた時、口に入れた時の驚きや感動を想像すると、誰かに贈りたくなります。

▲お店の外観にも使われている、静かで落ち着いた印象のブルー

食べた人が幸せになる、おいしさを分かち合う喜びを与えてくれる〈ショコラトリー トキ〉。
チョコレートと素材、お互いの持ち味を生かして生み出されたボンボンショコラの数々は、少し遠出をしてでも手に入れて、ひと粒ひと粒を楽しみたいチョコレートです。

大丸梅田店に初出店。
限定のセットを販売。

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