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Food2021.01.22

決め手はジーマーミ豆腐♪ 食材発掘の名手と作る、とろり濃厚な"食べる"ポタージュ

マッチングレシピ 〜思いがけない組み合わせで、簡単&おいしく。〜

年末年始は家でゆっくりし、つい食べすぎた人も多いのでは? フードコーディネーター 原敬子さんに教わる1月のレシピは、ご馳走に飽きた人にもやさしい味わいのポタージュスープ。京人参とも呼ばれる、今が旬の金時人参を主役に、ごちパラで見つけた沖縄のジーマーミ豆腐(落花生の豆腐)と奈良の吉野本葛を使います。
葛のとろみで、フーフーあったか。そして、浮き実のジーマーミ豆腐が、口の中でとろけて生クリームのよう。とろり濃厚な"食べる"ポタージュで、底冷えの季節を乗り切りましょう。

<材料>(作りやすい量、3~4人分)
ひろし屋食品 ジーマーミとうふ:1個
黒川本家 吉野本葛:大さじ2(15g)
金時人参:大1本(250g)
玉ねぎ:1/2個(100g)
チキンブイヨン:1個
水:400ml
牛乳:300ml
オリーブオイル:大さじ1
塩・胡椒

<作り方>
1 金時人参と玉ねぎは薄切りにする。
2 厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎを透明になるまで炒めたら、金時人参を加えてさらに炒める。
3 しんなりしたら塩をひとつまみ加えてさっと混ぜ、蓋をして蒸し炒めにする。
※蒸し炒めとは、素材がもつ水分で蒸らしながらじっくり炒め、うまみを引き出す調理法。
4 途中で何度か混ぜながら十分に炒めたら、ブイヨンと水を加えて蓋をし、15~20分煮る。
5 4の粗熱がとれたら、ミキサーでなめらかになるまで攪拌する。
6 5を鍋に戻し、牛乳を加える。
7 吉野本葛を同量の水で溶いて加え、全体を混ぜながら温める。
8 とろみがついて、ぽってりしたら、塩・胡椒で味をととのえ、火を止める。
9 器に盛り、ジーマーミ豆腐を落とす(濡らしたスプーンですくうと盛りつけやすい)。
※あれば、刻んだピーナッツや人参の葉を添える。

濃厚でなめらかなピーナッツ豆腐

ジーマーミは「地豆」と書き、落花生をさす琉球語。胡麻豆腐の落花生版というような、もっちりプルンとした食感です。ひろし屋食品では薄皮付きの生落花生を使い、毎日その日の分だけ薄皮をむいて作るので、実に風味が豊か!
〈ひろし屋食品〉ジーマーミとうふ(100g)税込313円
■地階 日配品売場

白いダイヤと呼ばれる吉野本葛

マメ科植物"葛"の根から採れるわずかなデンプンを、冷たい井戸水に何度も晒す"吉野晒"という伝統製法で精製したのち、2~3カ月ゆっくり自然乾燥させ、ようやく完成。1615年創業の老舗による、手間暇かけた希少品。
〈黒川本家〉吉野本葛(120g)税込864円
■地階 グローサリー売場

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サブレシピ
~塩納豆と梅の葛にゅうめん~

古くから葛湯が飲まれているように、葛は冬にもってこい。あっさりポカポカ、体にやさしい取り合わせです。

<作り方>
かけつゆ300mlに、本葛大さじ1を同量の水で溶いて入れてとろみをつけ、茹でたそうめんにかける。塩納豆と梅干し、九条ねぎをたっぷり添えて、とろ~りアツアツのうちに、召しあがれ。

納豆を塩漬けして発酵させた、山形の特産品。麹や昆布のうまみがあり、納豆は苦手な人にも食べやすいかも。
〈加藤敬太郎商店〉塩納豆(200g)税込291円
■地階 日配品売場

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