大丸京都店 ART INFORMATION ARCHIVE
■2024年 10月
美術画廊
新山 拓 展
■2024年9月25日(水)→10月1日(火)
―PRAYER-〈祈り〉
私はこれまで、存在としての山を描き続けてきた。
両の眼を閉じて還ることで私は、存在としての山ではなく、現象としての山を自分の心中線に置くことが出来たのである。 それに気が付いたとき私は、山を絵描くことよりも、山に祈る時間のほうが多くなっていた。
新山 拓
岩絵の具を厚塗りする事で岩肌を表現しているのが特徴であり、自身で登山して感じた山の持つ崇高さやエネルギーを描くという一貫したコンセプトと、それを表現できる技量を持ち合わせています。台湾、香港などアジアを中心にコレクションされている注目作家です。
第五回 現代書家 岡本光平展「婆裟羅 BASARA」~反骨の気骨~
■2024年10月2日(水)→8日(火)
第五回 現代書家 岡本光平展 「婆裟羅 BASARA」~反骨の気骨~
伝統というものの正体は、その時代における革新の積み重ねです。既成概念や常識が大きければ大きいほど反発力も強くなります。常に新しい息吹きを吹き込む力が「婆裟羅」の精神でした。その常識破りを受け入れるのもまた人々の「婆裟羅」の心意気でした。価値観の転倒は歴史的必然の新陳代謝と言えます。
岡本光平
■ギャラリートーク「婆裟羅の書」
10月5日(土)14:00~
■書の実演ライブ
10月2日(水)~7 日(月)13:00~18:00
リクエストに応じて、色紙、表札、掛軸、看板、ロゴなどあらゆる書体にてお書きいたします。(有料)
ちっさいちっさい
楠堂 葵 水彩画展
■2024年10月9日(水)→15日(火)
我が家の猫は小さな虫を見つける天才です。見つけては動向を静かに確認し、素早い動きで仕留めます。かと思えば何もない空間を一点凝視し、家族の時間を止めます(笑)。
その小さな世界は一体どうなっているのだろう…。その疑問が今回の制作意欲に繋がりました。
京言葉で言うところのちっさいちっさい生き物のいろんなちっさいを見つけて下されば幸いです。
楠堂葵
アートサロン
ESPACE KYOTO
池田 誠史・中尾 知花子・藤原 加奈子 三人展
■2024年9月25日(水)→10月1日(火)
街並みの光、果実の輝き、生き生きと咲く花の姿など、描く対象のリアルを捉え心を込めて描かれた作品の数々。三人三様それぞれの、魅力あふれる絵画をお楽しみください。
山内 みさを ステンドグラス展
行灯と和みの灯り
■2024年10月2日(水)→8日(火)
独創的なデザインの行灯やテーブルランプなどのステンドグラス作品を展示します。温かみのある光が和みの空間を演出します。
山口 賛治 油彩画展
■2024年10月9日(水)→15日(火)
湖や湿原をひたすらに描き続け、画業半世紀を超えた現在も精力的に制作を続ける山口 賛治氏。
曇天の鈍い光線を受けた情景を見つめる作家の深い眼差しは、緻密に繰り返し重ねられたマチエールを作り出し、私たちをいつのまにか魅了していきます。ぜひこの機会にご覧ください。