和スイーツで、おうちカフェ♪ 苦・甘・酸がとけあう、抹茶&柑橘のハーモニー
マッチングレシピ 〜思いがけない組み合わせで、簡単&おいしく。〜
日本の茶道文化を支えてきた抹茶は、いまや海外でも大人気。ビタミンやポリフェノールを含むスーパーフードとして注目され、SNSで#matcha を検索すると、抹茶ラバーズの多国籍ぶりに驚きます。京都在住のフードコーディネーター 原敬子さんは、いつもうちに抹茶を常備。茶筅でササッと点てると、いい気分転換になり、その上品な風味を生かしたアレンジメニューもお手のものです。
そこで、おうちでカフェ気分を味わう第2弾は、一保堂の抹茶を贅沢に使った和スイーツ。はちみつ漬けレモン入りの皮で包んだ抹茶あんの大福を作ります。抹茶と柑橘類のちょっと意外な組み合わせが原さん流。ほろ苦さ・甘み・酸味がとけあって、三位一体ならぬ"三味一体"の奥深い味わいが楽しめます。 レモン色がかった白にほんのり透ける抹茶あんが美しく、写真を撮るなら半分に切って抹茶色の断面を見せると映えますよ。
<材料>4個分
一保堂茶舗 抹茶 京極の昔:大さじ1/2
ラベイユ はちみつマリナ―ドレモン:大さじ山盛り3
白あん:100g
白玉粉:60g
砂糖:10g
水:50ml
片栗粉:適宜
<作り方>
1 抹茶を白あんに少しずつ加えながら混ぜ合わせ、4等分して丸める。
2 求肥(大福の皮)を作る。耐熱ボウルに白玉粉と砂糖、水を入れて混ぜ、しっとり水分がいきわたれば、はちみつマリナ―ドレモンを果肉ごと少しずつ加えて全体を混ぜ合わせる。
3 2にラップをかけて600ワットの電子レンジで1分加熱し全体を混ぜる。再びラップをして30秒加熱して混ぜる。生地につややかな透明感が出るまで、同様に30秒ずつ加熱を繰り返す。
4 片栗粉を敷いたバットに3を移し、熱いうちに4等分し、丸く伸ばして1を包む。
香り高く色鮮やか、300余年の老舗の抹茶
抹茶に多く含まれるアミノ酸の一種テアニンは、うまみと甘みをもたらすとともに健康面でも注目の成分です。ゆったりと一服、心と体をととのえてくれるお茶。1717年に創業し、広く茶文化の発展を支えてきた一保堂から、濃茶にもおすすめの京都地区限定品を。
〈一保堂茶舗〉抹茶 京極の昔(20g) 税込1,404円
■地階 銘茶売場
選び抜いたはちみつと旬の食材のマリアージュ
各地の養蜂家を訪ね、品質はもちろん、自然環境への考え方も共感できる、トレサビリティの確かなものだけを買い付け。マリナード(marinade)はフランス語で"漬けたもの"という意味をもち、ブルガリア産アカシアはちみつにレモンを漬け込んでいます。
〈ラベイユ〉はちみつマリナ―ドレモン(240g) 税込1,836円
■地階 ターブル プリュス
サブレシピ
~抹茶と文旦の果肉ごろごろサイダー~
<作り方>
抹茶+柑橘のドリンク編。グラスに抹茶小さじ1/2を入れ、少量のお湯でよく溶かす。ここにサイダー200mlを注ぎ、カットした文旦の果肉をたっぷり加える。
さっぱり爽やか。透きとおるように美しい果肉をもち、厚い皮はジャムやピールを作ったり、お風呂に浮かべたり。
高知産 土佐文旦(2個) 税込599円
■地階 野菜・フルーツ売場
※季節により、価格が変動します。
※本記事の内容・価格はホームページ掲載時の情報です。
予告なく売り切れ・価格変更・終了する場合がございますのでご了承ください。
【フードコーディネーター】原 敬子
京都在住。フードコーディネーターとして書籍・雑誌、CMの料理スタイリング、各種出版物の企画・スタイリングを手がける日々をおくる。伝統の良さを学び、丁寧に暮らすことをテーマに和の世界を邁進中。