Professional's Eyes
スタイルのある暮らし
大阪の第一線で活躍する方々と一緒に、生活を豊かにする視点、もの選びのコツに迫ります。館内の注目アイテム、心斎橋のお気に入りスポットをご紹介。心地よい暮らし、大阪のシビックプライドを求めて。
ARCHIVES大阪で生活する人、ゆかりのある人にテーマを持って大丸心斎橋店を巡ってもらう「PROFESSIONAL‘S EYES」。今回は大阪を拠点に写真家として活躍する赤鹿麻耶さんをゲストに招き、写真を撮る、作品をつくるために必要なものを探していただきました。
「基本的に早寝早起きで、いいねむりにつけたらいいイメージも湧くと思うんです。なので睡眠はとても大事にしています」
創作をするのに、何よりもいい睡眠が大切だと考える赤鹿さん。まずは、枕やマットレス、羽毛掛けふとんなど寝具を販売する「日本橋西川」を訪れました。
ショップを案内してくれたのは冨永美幸さん。睡眠を大切にしているという赤鹿さんのひと言に、「すばらしいことですね。何時ぐらいにお休みになられて何時頃起きていますか?」
「10時までには寝て、4時か5時には起きますね」と赤鹿さん。
7時間睡眠は医学博士も推奨していると言う冨永さんに、赤鹿さんは、「でも元々ショートスリーパーで、何時に寝ても4時とか5時に目が覚めちゃう時があって。7時間か8時間は寝たいのですが…」
「傷ついた細胞に働きかけ修復するのに7時間かかることから、睡眠時間は7時間を目指すとよいと言われています。『日本橋西川』では、お客様の睡眠のリズムがわかるねむりの相談のサービスも行っています」と冨永さん。
「ねむりの相談! ステキじゃないですか! もう“ねむりの相談”という言葉をメモしたいぐらい。この言葉から1枚写真をつくれそうです(笑)」と早速創作意欲が湧き上がった模様の赤鹿さんに、冨永さんは店内にある「ねむりの相談所」へ案内してくれました。
「ねむりの相談所」でパソコンの画面に現れるデータを見ながら解説をしてくれる冨永さん。小さな活動量計を1週間身につけることで、その人が持つねむりのリズムや質が分析できるようです。
「お休みになられた時間や、睡眠中の体の向き、寝返りの回数や体勢など、その方のねむりの傾向がわかります」と冨永さん。
「この分析でちょっとでも睡眠の質がよくなったら最高ですよね。ねむっている時の状態って自分ではわからないですもんね」と赤鹿さん。
個展や滞在制作などで海外のホテルで宿泊することも多いという赤鹿さんは、自宅と環境が変わると、なかなかねむりにつけないと言います。
「ホテルなどでは十分に寝れたことがないんですよね。そして、今使っている枕が自分に合っているかどうかがかなり疑問で、冨永さん、枕でねむりの質って変わりますよね?」
「はい変わります。よかったら赤鹿さんにどんな枕が合うか測定してみましょうか。オーダー枕というのもやっていますので」
そう言って、冨永さんが持ち出してきたのが、後頭部のラインを測る計測器です。
今どんな枕を使われているのかという冨永さんの質問に、「やわらかいのかなあ…実はそれもわかってないんですよね。硬いのかやわらかいのか」と赤鹿さん。
「この測定器で、後頭部、首の窪み、背骨にかけてのラインがわかります。赤鹿さんの場合は、後頭部がほとんどひっついてしまっている状態なので、低い枕が合ってらっしゃいます」と冨永さん。
「それを聞けただけでも、今日ここに来た価値あるわぁ」と喜ぶ赤鹿さん。店内に置いてあるベッドで枕の感触を確かめることに。
「あっ、いいかもしれない! 私、間違えてましたね。これの2倍ぐらいの高さを使ってます。友人たちとこないだ枕の話をしていたばかりで、そのうちの一人が『枕を変えてびっくりするぐらいねむれるようになった』と言っていたので、やっぱり枕でねむりが変わるんですね。覚えておきます。今までふかふかで高いものを選んでいたかもしれません」
「赤鹿さんは、夢の世界も写真で表現されているので、楽しい夢を見ないといけないですよね」という冨永さんの胸元をじっと見つめながら、赤鹿さんがひと言。
「このバッジ、ステキですね。スリープマスター…めちゃくちゃいい」
冨永さんは、社内の教育制度で取る資格・スリープマスター。大丸心斎橋店には3人のスリープマスターがいて、ねむりの相談に応じます。
「なんか、あるようでないじゃないですか。ねむりのマスターって。超かっこいいですね。今日は、自分に適した枕を知れただけでも大発見でした。やっぱり本当によくねむれた日は、その1日がすごくいいんですよね」と赤鹿さん。
ホテルなどで寝れない時は、日中も絶不調という赤鹿さんに、「アスリートの方などは、遠征などで自分に合ったマットを持ち歩く方もいるようですよ。やはりねむりがパフォーマンスに影響するので」と冨永さん。
「私もパフォーマンスを上げないと! よく寝れて冴えていたら、見つける能力も上がるような気がしていて。睡眠がよくないとボーッとしてすごく見過ごすので。来年ぐらい、“ねむりの相談所”と“スリープマスター”をテーマに個展をやっているかもしれませんね。忘れたらいけないのでノートにメモしておきます」。
そう言って、おもむろにカバンの中からノートとペンを取り出した赤鹿さん。「ことばノート」や「らくがきちょう」など、5冊ほどのノートが出てきます。
「役割別にいろいろあるんです。今日出会った言葉は、ことばノートに書いておきますね。ペンはチェジュエアーでもらったペンで、他にもいろんなところに転がっていたのをいっぱい持ってる。こうやって書いておかないと怖いんですよ」
創作のアイデアの源として、何冊ものノートと何本ものペンを持って外出しないと不安になるという赤鹿さん。それではと、次はペンを専門に扱うショップへと向かいました。
※2024年7月をもって閉店いたしました。
常にノートとペンを持って歩いているという赤鹿さん。一体どのようなことを書き留めているのでしょうか。
「いろんな気づいたことをすぐにメモを取ったり。カフェで5時間ノートに書き続けたりもしますし、海外に行った時に書いたものをもとに日本で写真をつくったり。私の写真のつくり方って、絵を描くのに近くて。それもあってペンが2本以上カバンの中にないと怖いし、ノートがたくさんないと怖い」
アイデアのヒントを残すのに、今ではパソコンやタブレット、スマホを使う人が多い中、ペンとノートを使うという赤鹿さん。万年筆やボールペンなど筆記具を専門に扱う「心斎橋筆記具倶楽部」を訪れました。
「今はどんなペンを使われているのですか?」というスタッフの質問に、「今はボールペンばかり。恥ずかしいんですけど、いろんなところでもらったようなものばかりで。でももっと使い勝手のいいペンがあるんでしょうね」と赤鹿さん。
それでは、今日はボールペンにしぼって案内しましょうとスタッフ。
「日本では『パーカー』や『ウォーターマン』のボールペンがよく売れています。デザインで選ぶのももちろんステキですけど、機能に注目したら、ノック式か回転式かというのも使い勝手に大きく関わるかもしれません」。
スタッフいわく、ノック式のボールペンだと、カバンに入れておくと勝手にノックしてインクで汚してしまうことがあるとか。ペンの胴体をひとひねり回転させて使うのはひと手間かかりますが、洋服なども汚しにくく実用度が高いそうです。
「触っていいですか?存在感ありますよね」と赤鹿さんが手に取ったのは、「パーカー」の回転式ボールペン、ソネット マットブラックGTボールペン。赤鹿さんがいつも持ち歩いているのは全部ノック式だそう。
「日本でも、私たちの身近にあるペンはやはりノック式が多いですね。あとは昔ながらの事務用ボールペンです。キャップがついていたり」とスタッフ。
回転式のボールペンでも種類があるようで、「心斎橋筆記具倶楽部」スタッフおすすめは、半回転のもの。
「例えば、電話をしていてメモを取らなければいけない時などに片手だけで回転させることができます。男性の方で、仕事中に片手でペンを回していたりするのを見ると、あっ、このかたペンがお好きなんだろうなと思います」と、ボールペン片手に実践するスタッフ。
「ノックでカチカチしているよりも、ゆっくりペンを回転させているほうが優雅な感じがしますよね。今度カフェとかでやってみたい!(笑)」と赤鹿さん。
ノック式のカチカチという音が気になる人には、スイスのメーカー「カランダッシュ」がいいと言うスタッフ。ノック音が静かで六角のフォルムはペンが転がりにくいという利点もあります。
「改めて見ると、もちろんデザインにも意味があるんですよね。各メーカーに開発部などがあって、ちょっとづつ毎年何かがよくなるようにつくられているんだろうなあ。つくり手としては、そちら側も気になりますね」
「ウォーターマン」のバイカラーのボールペンを「おしゃれ〜」と見ていた赤鹿さん。スタッフが、「こちらも半回転となっています」と説明してくれたところ、すかさず、「“半回転”って言葉、2度と忘れないかも。メモしとかないと(笑)」
ボールペンでノートに、言葉や文章、絵などを書くのが日常という赤鹿さん。
「撮るより書いてる時間の方が長いです。書いてメモしたことが大事というよりは、そこから次々に生まれてくる言葉が大事。書きまくりですし、一番書いてる時がリラックスしますね。カバンの中にペンを何本も入れておいて、すぐ出せたものを使いますが、この店にあるような1本を持っていると、いい気分になれて書いていることを自分で喜べそう。幸せになれる」
赤鹿さんの言葉に、スタッフは、「ボールペンで書くことは、残すことだと思っていたので、何かが生まれてくるというのは初めて聞きました」
「めちゃくちゃ生まれますよ。その言葉をメモするだけじゃなく、そこから派生して出てくることが創作につながります。汚いですけど(笑)、自分の字を残しておくのも好きなんです」
続いて訪れたのは、大丸心斎橋店から連絡通路でつながっている心斎橋PARCO8階にある「ABC-MART」。多い日では、1日4万歩〜5万歩も歩く日もあるという赤鹿さん。写真家にとって、靴はとても大事だと言います。
「前は自分の足に合ってるんじゃないかと思って、『ナイキ』の靴をよく履いていました。足の幅が広いので、幅の狭いシューズブランドのものは私には合わなくて。ふだんからいろんな靴を見ますが、自分の足に合った靴を探したい」
靴探しのアドバイスを副店長の島圭史さんさんにお願いしました。
「価格やデザインよりも、長時間履いても楽しく歩き続けられるかですかね。靴擦れなどで足が痛くなってきたら、写真を撮るのもいやになって家やホテルに戻っちゃったりするので」
そう選ぶポイントを語る赤鹿さんに島さんは、「靴擦れってどこかしらサイズが合ってないので、縦の長さに関しては遊びがあって、横幅に関してはきつい縛りがないのがスニーカーに関しては一番いいとされています」
「私、そもそも間違えていたかもしれません。結構ぴったりの方がいいのかなと思っていて。足の先には遊びがある方がいいのですね」と赤鹿さん。
ソールがかなり薄いやつを履いたり、逆に分厚いのを履いたりして、いろいろ試してみたという赤鹿さんに、歩いていて疲れにくい一足を薦めてもらいました。
「『ニューバランス』は、もともと矯正靴のメーカーなので、それによって幅広く作ってあったりクッションがよかったり、どのブランドの中でもやはり歩きやすさはトップクラスだと思います」と島さん。
中でもMR530シリーズは韓国などで大人気で、日本でもジワジワと売れ始めているそうです。
「確かに、こないだ韓国に行った時もこのタイプを履いている人が多かったです。そういうことなんですね。履いてみましょう」と赤鹿さん。
「結構幅が広めですね。歩きやすいんじゃないか。前のクッションもやわらかいし。あら、私ニューバランスはノーマークだったわ(笑)。めちゃ軽いですよ」。
店内を歩きながら、履き心地を確かめる赤鹿さん。「ニューバランス」に対する印象も変わったようで、「これ、前にクッションがある感じがしていいですね。歩きやすいし走りやすそう」
どうやら創作のための一足が見つかったようです。
歩きやすい一足が見つかりましたが、やはりいい靴だけでなく必要になってくるのは体力。中学高校とテニスをやっていたという赤鹿さんは、体を動かすことが大好きだそう。
「時近所に大きな公園があるんで間があったらランニングをしたり、ヨガも結構長い時間、楽しくやっています。大きな機材を持つこともあり、肩こりがひどかったんですが、ヨガを始めてからすっかりなくなり、体って変わっていくんだなと実感しました」
そんな運動好きの赤鹿さんが訪れたのは、「SIXPAD(シックスパッド)」。昨年8月に大丸心斎橋店オープンしたエクササイズをサポートしてくれるショップです。
写真家だからいつまでも足腰が丈夫なようにと願う赤鹿さんに、スタッフの今井友美子さんは、「それでは、まずは足を鍛えましょう。足の前ひざから大腿筋までを鍛えるギアがあるので、お試しになってみてください」
「おっ、おっ、おっ、おっ。きてる。すごい! 勝手に動く!吸いつけられたみたいに動きます!」
電気を足に通す「フットフィット」に足を乗せた赤鹿さん、ビリビリくる刺激に思わず興奮気味です。
「足が動き出しましたね。筋肉に電気で刺激を与えているので、筋肉が収縮されるんですね。爪先運動をしている感じになっていると思います」と今井さん。
「フットフィット」は、足の裏から指、ひざ、ふくらはぎを23分でトレーニングします。
「ひざが弱っていると、段差とかでつまづきやすくなるんですよね。そういう方には3ヶ月ぐらいこれを続けてみてください、とお伝えしています」と今井さん。
「機械が動いていると思いきや、私の足だった(笑)。最初は刺激がきつかったけど、だんだん気持ちよくなります。クセになりそうですね(笑)。足が軽くなった感じがして、ヨガ後の血流が良くなった感じに似ていますね」と赤鹿さん。
続いて、ホームジム専用バイクの「The Bike EX」にトライしてみます。
「バイクに乗ってこいでいただきますと、短い時間で有酸素運動と筋トレが両方できるハイブリッドな運動ができます。乗ってみます?」と今井さん。
「乗ります、乗ります!」と早速乗ってみた赤鹿さん。バイク前方の画面ではウェーバーと呼ばれるインストラクターがライブでレッスンしてくれます。
「全然音がしないですね。デザインもかっこいいし、先生もいるし。これ家でやったら楽しいやろな」と赤鹿さん、少々息切れしながらバイクを漕ぎます。
自分のやりたい時間に自分の好きなようにトレーニングができるのがいいですよ、と言う今井さんに、赤鹿さんは、「とにかく見るものすべてが新しすぎますね。一人だったら緊張して寄れないかもしれないので、今日来れてよかったです!」
写真を撮るために必要なものを大丸心斎橋店でいろいろ発見した赤鹿さん。最後は創作のために大切な食生活についてうかがいます。
「朝ごはんが大好きで、夜に友達と食事をしていても、『明日の朝ごはん楽しみやなあ』って言ったりして呆れられる(笑)」と赤鹿さん。朝食はいつもパンということで、地下2階の心斎橋フードホール内にある「PAINDUCE Park パンデュース パーク」を訪れました。
「いつも買うのは食パン。食パンを心から愛してるんですよ。前日に明日食べようかなと甘いパンを買って、翌朝の口が辛いパンの気分やったらどうします? 。
それがめっちゃイヤなんですよ。でも食パンなら甘くも辛くも味つけできる。バターだけの時もあれば、ジャムを塗る時もあるし、玉子を乗せてもいいし、アボカドも乗せられる。フレンチトーストにもできる。最高じゃないですか」
食パンへの偏愛を訥々と語る赤鹿さんに、ここで買ったパンはフードホールで食べることができることを伝え、気軽に食べられるパンも選んでもらうことにしました。
「昔は甘いパンが大好きだったんですけど、年齢のせいかだんだん重くなってきちゃって。素朴なパンシリーズになっても大丈夫ですか?」と赤鹿さん選んだのがパンデュースの塩パン(280円)とクロワッサン(290円)。早速こちらをフードホールでいただくことにします。
「朝は食パンに合わせてコーヒーを飲みます。500mLぐらいがぶ飲みしますよ」
朝ごはんにパンとコーヒーが欠かせないと言う赤鹿さんに、「パンデュース パーク」と同じ心斎橋フードホール内にある「Coffee Taster HAMAYA コーヒーテイスター ハマヤ」でコーヒーを買うことにしました。
「ここのフードホールは楽しそうですよね。バルみたいに飲んでいる人もいるし、お寿司を食べてる人もいる」
たくさんの人でにぎわうフードホールを興味津々に見回す赤鹿さんに、大阪発祥で来年100周年を迎える「ハマヤコーヒー」の直営店スタッフの足立宏美さんが、コーヒー指南をしてくれました。
「大学生の頃にコーヒーに目覚め、ずっと飲んでいます。酸っぱくなければなんでも大丈夫です。コーヒーは好きなんですけど全然知識はなくて…」と言う赤鹿さんに、「実は先ほどパンを購入されているのを拝見しまして。酸味はあまりお好きじゃないかもしれませんが、酸味のあるパンを合わせたら口当たりはやわらかくなると言われています」と足立さん。
「そうなんですね。そう言われれば、パンを食べるときにはあまり酸味を気にしたことないかも」と赤鹿さん。
レーズンパンなど酸味があるパンに苦味を合わせると口の中で味がケンカしてしまうと話す足立さんからは、「コーヒー単品の酸味だとどうしても好き嫌いが出てしまうので。マリアージュとよく言われますけど、お食事と合わせていただくと、お味が掛け算になって、どんどん口の中で広がっていくので、試していただきたいですね」という提案も。
「ハマヤ」でブレンドコーヒー(310円)を買った赤鹿さんは、フードホールの席に座りまずは塩パンをいただきます。
「塩パン、重みがありますね。中身がぎゅっと詰まっているんでしょうね。まずはコーヒーからいただきます。バランスがよくておいしい。このパンもおいしい。生地の味がよくわかって、やっぱりシンプルなのが一番いい。いま塩パンが韓国でブームらしいんですよ」
コーヒーも味わいながら塩パンとクロワッサンをおいしそうに頬張る赤鹿さん。
「朝にコーヒーを飲んだら、スイッチが入って冴えるんですよね。コーヒーを飲んでパンを食べて。朝ごはんを食べる瞬間って、きらめきだす感覚があると思っていて、そんな気分で毎日をスタートしたいんです」
「大丸心斎橋店で、「私一人では緊張してなかなか入れなかったです」というショップを巡って、たくさんの発見があったという赤鹿さん、これからの写真、創作活動にどう生かされていくのか楽しみです。
1985年 大阪府生まれ。 2011年に『風を食べる』でキヤノン写真新世紀グランプリを受賞する。大阪を拠点に海外を含む各地で個展、グループ展を開催。夢について語られた言葉、写真、絵や音など多様なイメージを共感覚的に行き来しながら、現実とファンタジーが混交す流世界を紡ぐ。2022年には大阪中之島美術館が将来活躍が期待される若手作家の発掘と活躍の場の創造を目的とする「Osaka Directory」の第1回作家に選ばれ個展を開催した。
※ソーシャルディスタンスに配慮しながら、写真撮影時のみ、マスクをはずして取材を行いました。
写真/西島渚 取材・文・編集/蔵均 WEBデザイン/唯木友裕(Thaichi) 制作・編集/河邊里奈(EDIT LIFE)、松尾仁(EDIT LIFE)
大阪の第一線で活躍する方々と一緒に、生活を豊かにする視点、もの選びのコツに迫ります。館内の注目アイテム、心斎橋のお気に入りスポットをご紹介。心地よい暮らし、大阪のシビックプライドを求めて。
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