京都の名だたる店の味が一堂に。■地階 京の銘店そう菜売場
京都𠮷兆Kyoto Kitcho
三つ星に輝き続ける、
世界の名物 日本料理。
創業者・湯木貞一氏の言葉「世界の名物 日本料理」を信条に料理一筋。三代目総料理長・徳岡邦夫氏のもと、嵐山本店は2009年から現在に至るまで12年連続で三つ星の評価に輝き続けています。𠮷兆の𠮷の字は、上が「士」ではなく「土」です。これはかつて高名な俳人のご尊父から、「土」の下に「口」なら野菜に通じていいのではという助言を受け、"食材を育む大地"の意味を込めています。ここ大丸京都店では、香り高い𠮷兆のだしや調味料をはじめ、ちりめん山椒の本さざなみ煮、贅沢茶漬や瓶詰、菓子類などを幅広くそろえています。
下鴨茶寮Shimogamosaryo
下鴨神社の包丁人の歴史をもつ、
160余年の老舗。
下鴨の地に1856年に創業し、京料理茶懐石ののれんを掲げて160余年。平安朝の頃から下鴨神社の包丁人を務めてきたことにルーツをもつ、由緒ある老舗です。変わるものと変わらないものを見極めながら、永きに渡り積みあげた礎。お料理やおもてなしの心を通じて、京都だけがもつ独自の文化や美しさを世界に発信していくことを信条としています。煮もの、焚きもの、焼きもの、お椀など、一人前から単品で気軽にお買いあげいただける料亭の惣菜をはじめ、色とりどりの肴を少しずつ詰めた華やかな折詰、お弁当などをそろえ、さまざまな集いに向けたご予約も承ります。
いづうIzuu
この店を抜きには語れない、
京都の鯖寿司の代名詞。
1781年、初代 いづみや卯兵衛により創業。その昔、若狭から険しい鯖街道を人の足で運ばれる鯖はたいへん貴重であり、鯖寿司は京の人々にとって昔も今もハレの日のご馳走です。そのご馳走を料理人の技で磨きあげた、いづうの鯖姿寿司。鯖は日本近海の脂がのった真鯖、米は滋賀県産の江洲米、寿司全体を包む昆布は北海道産。その美しい切り口は、身厚の鯖で「う」の字、ご飯で卯(うさぎ)の姿を表しているのだとか。日本一への気概を込めて、包み紙には富士山と三保の松原を描き、掛け紙は季節がわりで京都の景趣を描いた6種の絵柄。鯖姿寿司をはじめ、季節のお寿司、いなり寿司などをそろえ、イートインコーナーも併設しています。
天ぷら八坂圓堂Tempura Endo Yasaka
芸術級の職人技が冴える、
軽やかな薄衣の京風天ぷら。
1885年にお茶屋近江榮として始まり、1991年に天ぷら八坂圓堂を創業。舌の肥えた京都人をたちまち魅了しました。食材の色や形が透けて見えるほどの薄衣は、もはや芸術の域。驚くほど軽くて油っぽさを感じず、野菜や魚介の風味や色を際立たせています。名物とうもろこしの天ぷらは、弧を描く絶妙な切り方によって一粒一粒がぷりっと弾ける食感。えんどう豆のコロッケは、さやから出した豆を裏ごししてから、さやに詰め直して揚げるなど、見えないところに想像以上の技と手間が冴えます。四季折々の食材を使い、店内厨房で揚げた天ぷらの数々をはじめ、天むす、天ちらしなどの折詰まで幅広く。
二傳Niden
二条城畔で250余年。
町衆の暮らしの中で磨かれた味。
その歴史は1757年、初代 傳七が魚屋を開いたことに始まり、二条城への出入りを許されて「二条城出入りの傳七」と呼ばれていたのが詰まり、二傳の屋号を掲げるように。長く仕出しを専業とする時代を経て、1966年に座敷を構えてからは全国的にその名が知られるようになりました。西陣、室町の商家、町の人々の暮らしの移ろいとともに歩み、250余年。慶事や弔事、お招き、お祭りなど、お客様それぞれの場面や心情に寄り添い続け、町に育てられた町の味。包丁さばきが冴える夏の看板メニュー 鱧料理をはじめ、四季折々の惣菜やごはんもの、麺類や汁ものなど、自由に組み合わせて気軽に選んでいただけます。