2021/4/4~4/19[清明]
刹那の春を愛でる。
ぱっと咲いてぱっと散る桜。そして春の味覚も、芽生えたばかりの山菜、柔らかなつぼみを食す菜の花、
成長の早さで知られる筍など、一瞬で旬を過ぎるものが多い季節です。
今の恵みを味わい尽くしましょう。
2021/04/14
春の恵みは口に苦し。
「春の皿には苦味を盛れ」ということわざをご存じですか。春には苦味の強いものを食べなさいという教えです。ふきのとう、こごみ、たらの芽などの山菜が代表選手ですが、これらの苦味成分はポリフェノール類。栄養の知識がなかった昔でも、健康にいいことがわかっていたのですね。そういえば、冬眠から目覚めた熊は、最初にふきのとうを探して食べると言われていますが、これも自然の知恵なのでしょう。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
薄衣をまとった、みずみずしい山海の恵み。
4月14日(水)大丸京都店 地階にオープンした名店 天ぷら八坂圓堂。名物とうもろこしの天ぷら、四季折々の山海の幸など、店内厨房で揚げた天ぷらの数々をはじめ、天むす、天ちらしなどの折詰まで幅広く並びます。春限定のおすすめ天ぷらは、こごみ、たらの芽、ふきのとうなどの山菜、稚あゆなど。芽吹く一瞬、跳ね泳ぐ一瞬をとらえたかのような、いきいきと美しい姿です。食材の色や形が透けて見えるほどの薄衣なので、驚くほど口あたり軽やか。愛らしいひと口サイズの天むすが入った折詰は花見遊山のおともにも。
〈天ぷら八坂圓堂〉
天ぷら各種 こごみ、たらの芽、ふきのとう、稚あゆ など
※時期により価格が変動します。※食材の入荷状況により販売を休止する場合があります。
天むす・口取り弁当 税込3,456円
春の出合いもん、筍とわかめ。
出合いもんとは、同じ季節に出回り、相性がいい食材の組み合わせのことです。春の筍とわかめ、冬のぶりと大根などが代表例。それぞれが引き立て合い、単体で食べる以上に味わい深くなります。めぐる季節の中で遠く離れた土地の山の幸と海の幸がよき伴侶になるとはドラマチックですね。二傳の店頭でも、今が旬の筍とわかめが出合った若竹煮をご用意しています。煮もの、焼きもの、ごはんものなどが自由に組み合わせて買える、枡形のパックに入った好評シリーズのひとつです。
〈二傳〉
惣菜など各種[2種]税込1,080円から [3種]税込1,620円から [4種]税込2,160円から
若竹煮(1人前)税込540円相当
※2パック以上での販売のため、単品販売はしておりません。
桜鯛、桜蒸し。桜の季節を満喫。
鯛は桜が咲く頃になると産卵期を控えたメスの体色が美しいピンクになることから、「桜鯛」「花見鯛」などと呼ばれます。その鯛に、春の出合いもん若竹と菜の花を組み合わせ、料亭の上品なだしで楽しむ季節限定のぜいたく椀(鯛と若竹)をご用意。筍、あさりや道明寺粉で作った万十を鯛と一緒に桜の葉で包み、とろりと葛あんをかけた桜蒸しも、この季節ならではの楽しみです。
〈下鴨茶寮〉
ぜいたく椀 鯛と若竹(1人前)税込756円
春の桜蒸し(1人前)税込626円
かけるだけで風味が際立つ、だし醤油。
写真の小鉢は、うるい、わさび菜、わらびをサッと茹でて、うまだしをかけただけ。うまだしは鹿児島産のかつお節、北海道産の昆布を使用し、丸大豆しょうゆ、本みりんで風味豊かに仕上げた、京都𠮷兆特製のだし醤油です。角のないまろやかな味なので、食材のうまみを上品に引き立てます。別名「万能だし」と言い、そのままストレートで麺つゆ、天つゆにしたり、かけ醤油感覚で焼き野菜にかけたり、また、2~2.5倍に水で希釈して鍋もの、煮もの、かけそば、かけうどんのだしに使うなど、あらゆる料理に活用できます。
〈京都𠮷兆〉
うまだし(250ml)税込864円
- ※本記事の内容はホームページ掲載時の情報です。
- ※季節のメニューなど、商品により販売期間が限られていますので、ご了承ください。
- ※やむを得ない事情により、食材の一部を変更する場合、予告なく価格変更、販売終了する場合がございます。
- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。