2021/12/7~12/21[大雪]
正月事始め。
冬の風物詩。
12月13日は事始め、お正月の準備を始める日とされています。
街が活気づき、店先におせちやお雑煮用の食材が並ぶようになり、
寒さが増すとともに、京にんじん、えびいも、かぶらといった冬野菜がおいしくなる頃です。
2021/12/10
またの名を京にんじん。
京野菜のひとつとして知られる金時にんじんですが、実は古くから京都を主産地としていなかったため、京都府が定める「京の伝統野菜」には認証されていません。にもかかわらず「京にんじん」と呼ばれるほど親しまれてきた、冬の京都に欠かすことのできない存在です。やわらかくて甘みがあり、芯まで真っ赤。濃い紅色はカロテノイドの一種 リコピンによるものです。繊細な苦みをもつ、にんじん葉も京都人の食卓でおなじみです。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
冬の京野菜も
薄衣をまとって、さっくりと。
舞妓さんのかんざしのように愛らしいにんじん、その名も京かんざし。金時にんじんを早どりしたもので、柔らかくてクセがなく、2009年にデビューした京野菜の新品目です。京の伝統野菜えびいもは、他の芋類とは一線を画す深いうまみがあり、揚げるとホクホク、むっちりした粘りけがたまりません。いずれも今が旬のおいしいときです。京都らしい食材をふんだんに、四季の移り変わりを繊細に映しだす圓堂。季節の野菜のかき揚げや定番人気の海老とともにどうぞ。
〈天ぷら八坂圓堂〉
天ぷら各種(1個)
海老しそ巻き、海老 各税込160円
野菜かき揚げ 税込200円
京かんざし、えびいも 各税込250円
白味噌の上品な甘みと
ふくよかな香りの西京焼。
京都ではお雑煮といえば白味噌ですが、白味噌に魚を漬けて焼いた西京焼も京都らしい料理のひとつ。海から離れた京都で、魚の保存性を高めるために味噌に漬け込んだのが始まりと言われています。西京焼の名の由来には諸説があり、明治維新の遷都で江戸が"東京"となったのに対し、京都を"西京"、白味噌を西京味噌と言うようになり、西京味噌を使うから西京焼となったという説。そして古くは京都の"西京"と呼ばれる地域(朱雀大路の西側)に麹座があり、その西京の地で作られるようになったことから西京焼となったという説も。白味噌は麹が多く塩分が少ないため、品のある甘みと香りを醸します。脂ののったからす鰈(かれい)を風味豊かにふっくらと。
〈下鴨茶寮〉
からす鰈の西京焼(1人前)税込702円
底冷えの京都に欠かせない
贅沢な一品、かぶら蒸し。
すりおろしたかぶらに卵白と塩を混ぜ、鯛、鰻、きくらげ、百合根、粟麩を入れて蒸し、とろ~り葛あんをかけた、かぶら蒸し。独特の香りと甘み、ふわっとした淡雪のような柔らかさがなんとも言えず、身も心も温まります。かぶらは厚く皮をむかないと筋が残り、ミキサーを使わずにおろし金ですらないと滑らかな口当たりにならないため、手がかかって少量しか作れない贅沢な一品です。
〈二傳〉
かぶら蒸し(1人前)税込972円
日本料理の発想から生まれた
ジャパンメイドのキャビア。
宮崎県で完全養殖されたシベリアチョウザメの卵に、京都𠮷兆 嵐山本店で使用している天然醸造しょうゆと香深産利尻昆布を加え60日間熟成させた和のキャビア。日本には古くから、いくら、たらこ、からすみなど魚卵を食す文化があることを踏まえ、日本料理の発想で調味した新しい味わいです。従来のキャビアがもつ塩辛さや固い食感はなく、舌でとろける濃厚でクリーミーな滋味深い風味は、刺し身や焼き魚、ごはん、そうめんなどの和食とよく合います。ご注文承りから5日~1週間ほどで冷凍にてお届けします(配送のみ承り)。お正月に向けて、ぜひ!
〈京都𠮷兆〉
熟成うま味キャビア(冷凍・12g)《送料込》
税込16,200円
※配送のみ承ります。店頭でのお持ち帰りはできません。
※年内お届けのご注文承りは12月20日(月)まで。詳しくは売場係員におたずねください。
- ※本記事の内容はホームページ掲載時の情報です。
- ※季節のメニューなど、商品により販売期間が限られていますので、ご了承ください。
- ※やむを得ない事情により、食材の一部を変更する場合、予告なく価格変更、販売終了する場合がございます。
- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。