2021/7/22~8/6[大暑]
"う"のつくもので食い養生。
土用の丑には鰻はもちろん、苦瓜や冬瓜などのウリ類や梅干しといった「う」のつくものを食すのが昔からの風習。
おいしく味わって京都の夏を乗り切りましょう。今年は7月28日(水)が土用の丑です。
2021/07/21
酷暑の頼れる南国野菜。
苦瓜、冬瓜、胡瓜、西瓜といったウリ科の仲間に共通して豊富に含まれるのが、体の水分・塩分調整に関わるカリウムです。汗をよくかく夏場に積極的にとりたい栄養素のひとつであり、土用の丑に食べるのは理にかなっているのかもしれません。苦瓜は近年、“緑のカーテン”として家庭菜園でも人気。ぐんぐん伸びて、日差しを遮り、地球温暖化対策にもつながります。食べてよし、育ててよし、暑い夏を快適にする頼もしい味方です。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
沖縄の郷土料理をヒントに、
繊細な技で京都らしく。
サッと炒めた苦瓜と水切りした豆腐を豚肉でくるりと巻き、あっさり塩味で焼いてから、さらに薄焼き玉子でくるり。使われているのは、なんとゴーヤーチャンプルーと同じ材料! 「う」のつく食材のひとつ、ウリ科の苦瓜をお題に、沖縄に敬意をこめながら、二傳の料理人が創意を凝らして他にはないひと皿に。断面の彩りが美しく、ほのかな苦味がきいた、上品な姿と味わいです。
〈二傳〉
惣菜など各種[2種]税込1,080円から [3種]税込1,620円から [4種]税込2,160円から
苦瓜と豆腐の琉球巻き(1人前)税込540円相当
※2パック以上での販売のため、単品販売はしておりません。
豊かな風味と香りが広がる、
鰻のオトナな楽しみ方。
土用の丑といって、まっ先に思い浮かべるのが鰻。いつもと趣向を変えて、贅沢なお茶漬はいかがでしょうか。山椒と醤油でふっくらと焼きあげた鰻をそのままパックした具材と、焼海苔や胡麻、三つ葉が入ったお茶漬の素のセットです。お茶碗に軽くご飯(約100g)をよそい、具材をのせたら、その上にお茶漬の素をふりかけ、熱いお湯(約150ml)をかけてください。鰻をだしにひたすとジュワッと濃厚なうまみが広がり、山椒と海苔、胡麻、三つ葉の心地いい香りが見事に調和。サラサラかきこむのではなく、ゆっくりと満喫したい、奥深い味わいです。
〈京都𠮷兆〉
鰻茶漬(鰻山椒煮切身、お茶漬の素/3食分)税込1,944円
京都の夏に欠かせない、
キリリと冷えた、魚そうめん。
古くから海が遠い京都では貴重な魚をおいしく大切に食べるために創意工夫を重ねてきました。魚のすり身を使った練り物もそのひとつ。つるつる細長く涼やかに、魚の練り物をそうめんの形状にした魚そうめんは、京都が生んだ食の知恵、京都の夏の風物詩です。こちらは2色の魚そうめんに、おくら、トマトなどの夏野菜、錦糸玉子と温泉玉子を合わせた、目にも美しい一品。だしの風味にトマトの酸味がほどよいアクセントになった、さっぱりした味わいで、温泉玉子をつついて黄身をとろりと絡めると、コクが加わり"味変"が楽しめます。喉ごしがよく消化がよく、たんぱく質を多く含む魚そうめんは、夏の盛りにうってつけ。京都流の「う」のつく食べものとして楽しみましょう。
〈下鴨茶寮〉
夏野菜と魚そうめん(1人前)税込702円
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- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。