2021/12/22~2022/1/4[冬至]
幸を願って年迎え。
家内安全、子孫繁栄、不老長寿、五穀豊穣…、おせち料理やお雑煮にこめられた、さまざまな願い。柳の祝い箸を用意し、先人の知恵と心を大切にしながら、一年の幸を願い、新しい年を祝いましょう。
2021/12/24
平安貴族も愛した白味噌。
京都のお雑煮といえば、白味噌に丸餅。具材は祝大根と小芋で白一色という家もあれば、魔除けの意で赤い京にんじんを入れる、立身出世を願って家の主人と跡継ぎには頭芋を入れる…など、家庭ごとにさまざまです。白味噌は京都で発祥し、平安時代からすでにあったと言われています。当時は貴重だった米麹をたっぷりと使った甘く風雅な味わいは、貯蔵を目的として発達した他の味噌とは異なり、王朝貴族の贅沢な嗜好品でした。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
だしのうまみとともに
一年の始まりを祝う。
「𠮷兆のだし」は日本料理の命であるだしを家庭料理でも手軽に味わっていただけるようにと開発した、鰹節と昆布のだしパックです。カビ付けを繰り返しながらじっくり乾燥・熟成させたコクの深い本枯鰹節、うまみが強い天然の羅臼昆布を使用し、余計なものは何も加えていません。写真の調理例は京都𠮷兆のレシピで仕立てた白味噌のお雑煮。だしに京にんじんと大根を入れてひと煮立ちさせたら、弱火にして白味噌を溶き、さらに茹でたとうもろこし(缶詰のコーンでOK)をミキサーにかけて裏ごししたものを加えるのが隠し味。電子レンジで柔らかくした丸餅とともに椀に盛りつけ、湯がいたほうれん草と辛子をあしらいます。しっかりとしただしの風味に、白味噌ととうもろこしのまったりとした甘みがなんとも贅沢。
〈京都𠮷兆〉
𠮷兆のだし(だしパック5袋入)
税込1,080円
●オンラインショッピングでも販売しています。詳しくはこちら
京都のおせちに欠かせない
三種肴と龍皮巻。
数の子は子孫繫栄、ごまめ(田作り)は五穀豊穣、ごぼうは地中に根をはることから安定や安泰の意味をもつとも、たたいて開くことから開運をあらわすとも。関西では数の子、ごまめ、たたきごぼうが祝い肴三種とされています。そして、ひらめの龍皮巻(龍飛巻、求肥巻などと表す場合も)も、京都のおせちに欠かせないひとつ。ひらめに塩をし、生姜の甘酢漬けとともに、龍皮昆布(蒸して甘酢に漬けて乾かした昆布)で巻いたものです。さっぱり淡泊なひらめと生姜や昆布の風味が一体となり、ほどよい酸味と甘みがきいています。
〈二傳〉
数の子(100g)税込2,484円
ごまめ(50g)税込810円(100g)税込1,620円
たたきごぼう(200g)税込1,188円
龍皮巻(1/2本)税込2,268円 (1本)税込4,536円
●12月29日(水)~31日(金)販売(数量限定、なくなり次第終了)
料亭の技が冴える、
黒く艶やかで上品な味わい。
三種肴に数える地域もあり、まめに働き元気に暮らせるようにと願いを込めた黒豆。黒い色には邪気払いの意味もあります。関東ではシワが寄るまで長生きできるようにと、あえてシワが寄るように煮るところもあるそうですが、京都ではやはり、ふっくら丸々と艶やかな黒豆がなくてはなりません。ひと口サイズのにしんの昆布巻は"二親(にしん)が養老昆布(よろこぶ)"の語呂合わせから、両親が健康に長生きできるようにという意味が込められています。いずれもシンプルにして美しい見映え、京都らしい上品な味わいです。
〈下鴨茶寮〉
一口昆布(5本)税込756円
黒豆(120g)税込1,134円
●12月31日(金)まで販売(数量限定、なくなり次第終了)
お正月の縁起ものを、
趣向を変えて天ぷらで。
たくさん穴があることから先の見通しが明るくなるようにと縁起を担いだ、れんこん。親芋、子芋、孫芋と増え続けることから子孫繁栄の意味をもつ、えびいも。長いひげと曲がった腰が長寿の象徴とされる、海老。おせち料理にも用いられる縁起のいい食材を天ぷらで楽しむのも一興です。良質の綿実油を使い、さっくりと揚げた数々を祝い酒とともにぜひ。
〈天ぷら八坂圓堂〉
天ぷら各種(1個)
れんこん 税込190円
えびいも 税込250円
大海老 税込260円
●12月31日(金)は海老天ぷら、えびかき揚げの2アイテムのみ販売
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- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。