2021/6/5~6/20[芒種]
麦わら蛸に祭鱧。
麦を収穫する6月頃は蛸が、祇園祭の頃は鱧がおいしいという言葉。
海が遠い京都では古くから夏の魚介として、生命力のある蛸と鱧が好まれたのでしょう。
麦わら蛸は“麦藁章魚”とも書き、仲夏の季語です。
2021/06/05
世界一の蛸好き国、日本。
海外では宗教上の理由などで蛸をまったく食べない地域も多く、全世界の蛸の消費量のうち、なんと半分以上を日本が占めています。弥生時代の遺跡から蛸壺と思しき土器が出土されているほど、大昔から日本人になじみ深い蛸。若冲や国芳、北斎が残した名画にも蛸の姿があります。また、全国各地に“蛸薬師”が祀られ、京都では蛸薬師通の名前の由来に。紅白の見た目や“多幸”の語呂合わせから縁起ものとしての出番も多々です。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
おなじみの取り合わせを
京都らしい夏風情で。
女性好みとされる食材を語呂よく並べた「芋蛸南瓜(いもたこなんきん)」という言葉。江戸時代の元禄文化を代表する作家 井原西鶴(いはらさいかく)の作品の中に「とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 芋蛸南瓜」という一節があります。その定番の組み合わせを柔らかく炊き、だしジュレで味わう、冷製惣菜にしました。京都らしい上品な風味は女性にも男性にもおすすめです。そして、もう一品は特製の胡麻だれと野菜を彩りよく添えた豚冷しゃぶ。こちらもさっぱり涼やか、暑い日にもお箸が進みそうです。
〈下鴨茶寮〉
芋蛸なんきんのだし寄せ(1人前)税込799円
豚冷しゃぶ(1人前)税込702円
●豚冷しゃぶは6月9日(水)から販売
ビールにもご飯にも合う
夏の揚げもの2選。
今が旬のとうもろこしや鯵(あじ)を主役に、夏らしい趣向を凝らした揚げものはいかがでしょうか。とうもろこしのかき揚げは、海老や長芋、枝豆、パプリカなど、歯ごたえと彩りのいい取り合わせを薄衣でサクッと軽く。別添えの抹茶塩やレモンでさっぱりと味わえます。鯵の唐揚げは、甘辛いトマトあんをからませた濃厚な味わい。脂ののった鯵に、トマトのほのかな酸味や甘みがよく合います。冷えたビールのおともにも、熱々ご飯のおかずにも。
〈二傳〉
惣菜など各種[2種]税込1,080円から [3種]税込1,620円から [4種]税込2,160円から
とうもろこしのかき揚げ(1人前)、鯵の唐揚げトマトあんかけ(1人前)各税込540円相当
※2パック以上での販売のため、いずれも単品販売はしておりません。
シンプルにして贅沢に、
和牛のうまみを堪能。
国産黒毛和牛のモモ肉を使用したローストビーフ。いつのまにか口の中でとろけるような柔らかさです。黒胡椒・塩・にんにくで下味をつけ、肉本来の甘みが楽しめる"黒胡椒味"と、赤ワインと醤油をベースにした風味豊かな"赤ワイン実山椒風味"の2種入り。ブロックのまま冷凍し、ご注文承りから5日~1週間ほどでお届けします(配送のみ承り)。召しあがる際は冷蔵庫にうつして半日(または流水で2時間)解凍し、3mm程度の厚さにスライスしてどうぞ。白髪ねぎやレタスを添えると、おいしさが引き立ちます。日本酒にもワインにも合い、父の日の贈り物にもおすすめです。
〈京都𠮷兆〉
黒毛和牛あぶり(冷凍・2個入/黒胡椒、赤ワイン実山椒風味 各1)《送料込》税込10,800円
※配送のみ承ります。店頭でのお持ち帰りはできません。
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- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。