2022/6/21~7/6[夏至]
夏越祓、暑気払い。
半年の穢れ(けがれ)を祓い、残る半年の無病息災を祈願して、
6月30日は各地の神社で夏越祓(なごしのはらえ)が行われます。
梅雨まっただ中で蒸し暑さが続く毎日。邪気や災厄を祓い、暑気を払って、健やかに。
2022/06/24
疫病退散を願う
茅の輪くぐり。
夏越祓で行われる茅の輪くぐりはスサノヲノミコトにまつわる逸話に由来します。スサノヲが旅の途中に宿を求めたところ、蘇民将来という人物が貧しいながらも温かく迎え入れたため、お礼として「茅の輪を腰につけて蘇民将来の子孫だと言えば、疫病を免れさせる」と約束したそうです。このことから茅の輪や「蘇民将来子孫也」の護符は疫病退散のご利益があると尊ばれ、護符は祇園祭の粽に付いていることでもよく知られています。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
色とりどりの野菜たっぷり、
鱧を涼やかなゼリー寄せに。
梅雨の雨を飲んでおいしくなると言われ、京都の夏に欠かせない鱧(はも)。身の長い鱧は部位により肉質が異なり、上半身はふっくらと肉厚で鱧寿司や鱧おとしに適し、尾に近いところは肉が薄く歯ごたえがあり、煮るといい"だし"が出ます。その尾のほうを煮て、夏野菜や香味野菜と取り合わせたゼリー寄せ。鱧に海老、プチトマト、かぼちゃ、ミニおくら、ベビーコーン、里芋、みょうが、ミントと実に具だくさんで彩り華やか。一口ごとに異なる食感や風味が楽しめ、全体を包むゼリーはかつおと昆布のだしを生かした優しい味わいです。ひんやりと冷やし、ごまだれをかけて召し上がってください。
〈二傳〉
惣菜など各種
[2種]税込1,080円から
[3種]税込1,620円から
[4種]税込2,160円から
鱧と夏野菜のゼリー寄せ(1人前)税込540円相当
※2パック以上での販売のため、単品販売はしておりません。
ひんやり冷やして、
上品なだしでさっぱりと。
口あたりがよく、ツルツルと喉ごしがなめらかで、蒸し暑い時期には毎日のように食べたくなる冷やしそうめん。海老や温泉玉子、しいたけ、花麩、わかめなどの彩り美しい具に、料亭の味わい深いだしを生かしたつゆが決め手です。具材やつゆは別添えにしているので、つけつゆとして別盛りにしても、一皿でぶっかけそうめんにしても。7月1日(金)~7日(木)は星型のパプリカなど七夕向けのトッピングになるのでお楽しみに!
〈下鴨茶寮〉
冷やしそうめん(1人前)税込594円
なす好き京都人が愛する、
ずっしりと丸い賀茂なす。
京都特有の品種のなすも様々あり、総務省統計局の家計調査(2020年)では世帯あたりのなす消費量が全国一だったほど、なす好きの京都人。艶々と美しく丸く大きい賀茂なすは全国にその名を馳せ、"なすの女王"とも称されています。しっかり締まった肉質をもち、揚げても油を吸い過ぎないので歯ごたえがよく、まったりと豊かな風味。大根おろしと生姜おろし、醤油をかけて味わうのがおすすめです。青じその爽やかな香りが食欲をそそる、海老しそ巻き、鯛しそ巻きもぜひどうぞ。
〈天ぷら八坂圓堂〉
天ぷら各種(1個)
海老しそ巻き 税込194円
鯛しそ巻き 税込216円
賀茂なす 税込290円
単体でもおいしい調味料が、
相乗効果でより味わい深く。
常備しておくと何かと重宝する京都𠮷兆特製の調味料です。「土佐酢」は鰹節、昆布、丸大豆醤油、本みりんに醸造酢を加えた、柔らかい酸味。「うまだし」は鰹節、昆布、丸大豆醤油、本みりんで風味豊かに仕上げた、だし醤油です。「エキストラヴァージン オリーブオイル」は日本の料理に合うようにとイタリアで開発したもので、えぐみや苦味がなく、繊細な味わい。「ごま七味」は希少品種の神出雲唐辛子や岩手黒ごまなど、厳選した国産食材をブレンド。いずれも幅広い料理に使えます。写真の調理例は、2種のたれで味わう豚肉の冷しゃぶ。左の器のたれは、水気を切った大根おろしと生姜おろしを2:1で用意し、うまだし、オリーブオイルを混ぜたもの。右のたれは、すりおろした胡瓜に土佐酢、オリーブオイル、ごま七味を混ぜたもの。豚バラ肉は70~75℃の湯で茹で、氷水に。湯と氷水に酒と塩またはしろだしを少し入れると、豚肉が水っぽくなるのを防げます。新玉ねぎのスライスや夏野菜とともに盛りつけ、お好みのたれでどうぞ。余計な添加物がない調味料に、おろし野菜を合わせた自然な味わいのたれは、たっぷりかけても後味さっぱり。
■地階 和菓子売場
江戸時代中期に記録を残す、
由緒ある水無月。
夏越祓(なごしのはらえ)が行われる6月30日、京都では外郎(ういろう)に小豆をのせて蒸した水無月を食べる風習があります。その昔、宮中の人々は氷室に蓄えていた氷を口にして暑気払いをしましたが、当時は庶民が氷を口にするのは難しかったため、氷を模した餅を食べるように。上の赤い小豆には邪気払いの意味がこめられています。現在のかたちの水無月が一般に広く食されるようになったのは昭和に入ってからだそうですが、とらやには江戸時代中期の1726年に「水無月蒸餅」というお菓子を御所に納めた記録が残っています。室町時代後期に京都で創業して以来、五世紀にわたる歴史をもち、古くから御所の御用を勤めてきた、とらや。1869年、東京遷都にともない、京都の店はそのままに東京にも進出しました。「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」ことを理念とし、最良の素材を使用した、最高のお菓子をお届けできるよう努めています。
〈とらや〉
水無月2個入(水無月・白水無月 各1個)税込669円
●6月25日(土)~30日(木)販売(数量限定、なくなり次第終了)
●ご予約も承ります。
- ※本記事の内容はホームページ掲載時の情報です。
- ※季節のメニューなど、商品により販売期間が限られていますので、ご了承ください。
- ※やむを得ない事情により、食材の一部を変更する場合、予告なく価格変更、販売終了する場合がございます。
- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。