2021/5/21~6/4[小満]
みずみずしい"涼"を
味わう。
器の中に清流を見立てたり、三角の水無月を氷に見立てたり、古くから京都人は食においても涼の知恵が豊富です。
令和の現代はひんやり冷やした涼菓や涼菜で食卓を彩り、目も舌も涼やかに夏迎えを。
2021/05/21
心をうるおす水菓子。
果物をさす「水菓子」という言葉。大昔、その甘みは特別な恵みであり、食事と切り離して、果物のことを「菓子」と呼びました。やがて食生活の変化とともに「菓子」のさす対象が広がり、江戸時代頃からは他と区別するために果物を「水菓子」と言うようになったそうです。お菓子のルーツであり、甘く瑞々しく、宝石のように美しい果物。昔も今も、空腹を満たすためではなく、心をうるおすための特別な味わいではないでしょうか。
季めくり季の味■地階 京の銘店そう菜売場
嵐山本店のデザートを
華やかにアレンジ。
色鮮やかな"水菓子"を涼やかに贅沢に。京都𠮷兆 嵐山本店のコース料理のデザートとして1960年代に登場して以来、好評を博しているフルーツゼリー寄せをご自宅用・ご贈答用としてアレンジしました。口に運んでまず驚くのは、果物そのものの甘く瑞々しいおいしさ。そして、さっぱりとしたゼリーが包みこみ一体化していて、まるで新種のフルーツを味わうかのような喜びがあります。そのままでも美味ですが、お好みのソースをかけるとコクと甘みが加わり、また違った味わいに。ゼリー3種とソース3種、どれを選ぶか、目うつりも楽しいひとときを。
〈京都𠮷兆〉
フルーツゼリー寄せ(6個入)税込5,400円
ゼリー 3種×2[オレンジとさくらんぼ、ラ・フランス、りんごのゼリー寄せ][紅白グレープフルーツのゼリー寄せ][黄桃と洋梨のゼリー寄せ]
ソース 3種×2[赤ワインソース][オレンジソース][ミルクソース]
ぷるるん、とろん。
涼やかな趣向を一品ごとに。
涼やかな見た目ととろける舌ざわりが食欲をそそる、"ジュレ"と"あん"を使った季節のおすすめ料理です。まず一品は、弾力ある歯ごたえの真蛸を主役に、海藻や夏野菜を添え、まろやかな酸味をもつ土佐酢のジュレをかけたもの。もう一品は、緻密でしっかりした肉質の丸茄子に、枝豆やとうもろこしの彩りと食感が楽しい鶏そぼろあんをかけたもの。料理人の技と趣向を凝らした、うっとりとする姿と味わいです。ひんやり麺類のおともにも、ご飯のおかずや酒の肴にも。
〈二傳〉
惣菜など各種[2種]税込1,080円から [3種]税込1,620円から [4種]税込2,160円から
蛸と海藻の土佐酢ジュレかけ(1人前)、丸茄子の鶏そぼろあんかけ(1人前)各税込540円相当
※2パック以上での販売のため、いずれも単品販売はしておりません。
ひんやり、さっぱり。
夏の風物詩をいち早く。
緑深まる季節にふさわしい茶そば、そして京都の夏の風物詩と言われる鱧をひとあし早く。料亭の上品なだしと彩り豊かな具材が味わいを引き立てます。茶そばは文字どおり、そばに抹茶を練りこんだものですが、そば=soba、抹茶=matchaとして海外でも人気のスーパーフード。鱧はビタミンA・D・B12やEPA・DHAなどを含みます。気温の上昇とともに恋しくなる、つるんとした喉ごし。器に盛り、冷やしただしをかけるだけの手軽さです。
〈下鴨茶寮〉
鱧そば(1人前)税込864円
●6月8日(火)まで期間限定販売
季節の恵みを薄衣で
さっくり軽やかに。
この春、大丸京都店 地階にオープンした名店 天ぷら八坂圓堂。四季折々の山海の幸を店内厨房で揚げた天ぷらの数々をはじめ、天むす、天ちらしなどの折詰まで幅広く並びます。季節のおすすめ天ぷらは、ふっくらあっさり淡泊な味わいの白身魚 きす、独特の爽やかな風味をもつ香辛野菜 みょうがなど。名物とうもろこしの天ぷらは、弧を描く絶妙な切り方によって一粒一粒がぷりっと弾ける食感です。食材の色や形が透けて見えるほどの薄衣なので、油っぽさを感じず、口あたり軽やか。
〈天ぷら八坂圓堂〉
天ぷら各種 きす、みょうが、とうもろこし など ※時期により価格が変動します。※食材の入荷状況により販売を休止する場合があります。
- ※本記事の内容はホームページ掲載時の情報です。
- ※季節のメニューなど、商品により販売期間が限られていますので、ご了承ください。
- ※やむを得ない事情により、食材の一部を変更する場合、予告なく価格変更、販売終了する場合がございます。
- ※写真はいずれも盛り付け例です。皿などの容器は商品に含まれません。